シンチャオ、こんにちは!
今回は、ベトナム政府、ベトナム建設省が推進しているハノイのさらなる都市化、経済発展を目指した「ハノイ市拡大計画」についてまとめてみようと思います。
ベトナムの首都・ハノイ
ハノイはベトナム北部の中心に位置する、人口約709万人(2014年時点の数字、出所:ベトナム統計総局(GSO))の巨大都市です。ベトナムの首都であり、政治、文化の中心でもあります。そのため、各国の大使館などの政府機関、国際機関や多くの外資系企業の現地法人、駐在員事務所があります。
「ハノイ市拡大計画」とは
ハノイ市は2008年の8月、周辺地域を合併し面積が従来の約921平方キロから3.6倍余りに当たる3,345平方キロと広がり、面積では世界で17番目の首都です。人口も従来の340万人から、2倍近くに増えて623万人となった。そして現在は人口約709万人(2014年のデータ)に増えています。
2008年にベトナムの国会で「2020年に向けたハノイ首都圏拡大計画」が可決されて以降、ベトナム政府は首都ハノイのさらなる発展計画プロジェクトを進行中です。
2030年に向けてのマスタープラン
ハノイでは、2030年までの計画として、周辺のアジア諸国の首都や大都市に並ぶ工業化、都市化を推進するために、大規模なインフラ整備、エリア開発が進行中です。サービスアパートメントと商業施設を併設した大型複合施設や外資系の高層オフィスビル、富裕層向けのマンションの建設が進んでいます。
2050年までのビジョン
現在、約709万人の人口は、2030年には900~920万人、そして2050年には1,080万人まで増えると予測されています。ベトナム建設省は、2050年までにハノイをベトナムおよびアジア太平洋地域における大規模な総合経済都市を目指し、政治、文化のみならず教育、観光の一大中心地とすることを目標としています。
ハノイの不動産市場は拡大の一途
今後、「ハノイ市拡大計画」の進行と共にハノイの不動産市場の拡大が予想されます。昨年7月に外国人による不動産投資が解禁されてまだ1年も経っていません。ハノイの不動産市場に注目するのは早いに越したことはないでしょう!