ベトナムでプレスリリースを打つ3つの効果についてご紹介します。
近年ベトナムは、日本企業の海外進出先として注目を集めています。
ベトナムで活動する日本企業の数は年々増加しており、2020年現在1800を超える日本企業がベトナムに進出しています。
また、今後も経済規模が堅調に拡大していく見込みで、日本企業にとってだけではなく、世界的なマーケットになっていくと考えられます。このように、世界各国から企業が入り、様々なサービスが溢れている時、皆さんなら、何を基準にサービスや製品を選びますか?
値段や製品・サービス内容などもありますが、最終的な判断として「この会社の製品が好き」を基準にしている人が多いのではないのでしょうか。今回は、ベトナムで「この会社好き!」を作り出すプレスリリースの必要性を解説していきます。
プレスリリースとは
プレスリリースとは、報道機関に向けた情報提供・発表のことです。
企業からメディアにプレス配信を行い、ニュースとしてメディアに掲載されることで、様々なステークホルダーに企業活動について知ってもらうことができます。
メディア掲載のサービスというと広告が有名ですが、広告とプレスリリースは全く別のサービスです。プレスリリースについては下記をご確認下さい。
プレスリリースとは
ベトナムでプレスリリースが効果的な理由
上記でプレスリリースの効果について説明しましたが、ベトナムでの広報手段としてプレスリリースが効果的な理由は何でしょうか。
主な効果を3つご紹介します。
- ベトナムにファンを作れる
- 便利な営業ツールになる
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ベトナムの人材を確保するための広報
ベトナムにファンを作れる

ベトナムでは多くの企業が進出しており、現地の人々は「海外の会社がたくさんある」とは認識しているものの、詳しく知っている人は多くありません。このような状況の中で競合と差をつけ、事業を拡大していくためには、広報活動を通して自社のファンを増やす仕組み作りが必要です。
ここで、ファンを作る方法として有効なのがプレスリリースです。プレスリリース は、新サービスや企業の取り組みなどの情報をメディアに配信し、その情報がメディアからベトナム社会に発信されることで、認知度が高まりファンが生まれる仕組みです。
プレスリリースと比較されるものとして広告が挙げられます。広告も認知度を高めるために有効な方法の一つです。
しかし、広告は情報発信元が企業であるため、情報を自由に発信できるものの、主観的な情報になってしまいます。一方で、プレスリリースはメディアが最終の情報発信元であることから、情報に客観性が増します。客観性のある情報は信頼性が高いため、よりファンを作りやすい情報になります。
便利な営業ツールになる
プレスリリリースの配信によって、メディアに取り上げられた場合、その記事は有効な営業ツールになります。
例えば、スマートフォンを買い換える時に、同機能、同価格の二種類を見つけたとします。(図2)

このような状況では、機能と価格が同じ場合であれば、多くの人がスマホAを選ぶのではないでしょうか。
Aのスマホを売っている会社はプレスリリースを通して、現地のメディアに掲載されていました。その結果、全く知らない企業の製品を買うよりも、安心して購入できるはずです。
プレスリリリースの定期的な配信によって認知度が高まると、このような優位性が働くようになります。
ベトナムの人材を確保できる
ベトナムに拠点を作る目的の一つとして、人件費を抑えられることが挙げられます。
ここでも図2で表した、優位性が適応されます。
プレスリリースを通して、自社の活動やサービスなどを現地の方々に知ってもらうことで、認知度に加えて安心感を与えることができます。
全く聞いたこともない会社と、社会的に価値のあるサービスを提供していて、その活動がメディアに取り上げられている会社では、後者が魅力的だと感じるはずです。
結果的に「この会社で働きたい!」を作ることにつながります。
人材確保の観点から見ても、プレスリリリースは海外の事業拡大において有効であるといえます。
まとめ
上記のように、海外から来たよく分からない企業というイメージを、プレスリリースによって払拭することによって、市場での優位性、人材の確保などの点でベトナムでのビジネスが格段にスムーズになります。そのため、「この会社好き!」を作るためにはプレスリリースがより有効です。
「聞いたことない企業」から「この会社好き!」にしていくために、プレスリリースを活用していきましょう。